ワールドキャンパスインターナショナルは、世界各国の若者を集め、
日本の各地でホームステイしながら交流・学習プログラムを行う団体です。
交流・学習プログラムは各地域の人たちが独自に企画し運営するものです。
■ワールドキャンパスの意義
1.外国人ツアーが来て、地域が元気に!
ワールドキャンパスのツアーを受け入れる地域の人々は、外国人との交流・学習プログラムをきっかけに地域にある様々な価値に気付きます。その結果、地域が元気になるサイクルが生まれます。
多くの日本人にとっては、日常的に外国人と接する機会がありません。ワールドキャンパスは外国人のツアーを日本各地に導くことで、日本人と外国人が交流する非日常的な空間を作り出します。
ツアーを受け入れる地域の人々は、外国人と一緒に行う交流・学習プログラムを自主的に企画・運営します。プログラムには、例えば次のようなものがあります。
・小学校の教師体験
・大学生や地域住民とのディスカッション
・地元の魅力発見ツアー
・企業における異文化交流プログラム
地域の人々はこのようなプログラムを外国人と一緒に行うことで、地域にある様々な価値に気付き、地域に誇りが持てるようになります。また、プログラムを企画・運営した人々の間で連帯感が生まれ、「地域をよくしていこう」という意識が生まれます。ワールドキャンパスへの参加をきっかけに、自主的に商品販売や海外協力事業に取り組み始めた地域もあります。このように、ワールドキャンパスのツアーは地域が変わるきっかけになります。
●日本の「サポーター」を増やす
ワールドキャンパスのツアー参加者は、一般の家庭にホームステイしながら地域の人たちと一緒に交流・学習プログラムを行います。
世界中からツアーに参加する若者は、日本人や日本文化について深く理解し、日本のサポーターとなって帰国します。彼らは母国に帰り、日本の魅力を周囲に世界中に伝えてくれます。彼らの中には留学や就職のため、日本に戻ってくる人もいます。2007年からこれまでの参加者のうち5名が当プログラムのインターンとして再参加しており、2名が日本人と結婚、2名が就職、2名が留学、2名が自国大使館のインターンとして再来日しています(2010年9月時点)。このように、日本のサポーターが増えることは、日本人の将来にとってプラスとなります。
■団体設立の背景
●米国教育NPO Up with Peopleの卒業生による設立
WCIは、1990年代から10年近く日本でも活動を展開した米国の教育NPO Up with People(UWP)に10年以上在籍したスタッフや卒業生たちが中心となって2007年に設立しました。UWPは1960年代から世界の若者に音楽を通じたプログラムを提供することで国際理解の促進を図ってきた団体です。ところが2006年に事業運営上の事情により日本でのオペレーションが中止されました。これを受けて、UWP日本人スタッフや日本の卒業生、また活動に協力してきた地域住民が、改めてこうした異文化理解プログラムの"日本における"意義を問い直したことが事業実施のきっかけです。
●外国人の若者を触媒とした、日本の地域活性化・コミュニティ再生
日本では地域活性化やコミュニティ再生が課題となっています。その際、地域内にとどまりがちな人々の視点を外に向けることが不可欠です。外国の若者を地域に迎え入れることは、地域が外からの視点に気付き、地域を見直し連帯するきっかけとなります。また、今後、日本のあらゆる場所で外国人は確実に増えていき、日本人は多様性を理解していかなければなりません。同時に、日本の地域の現況に直に触れる外国人にとっては留学や観光では得られない学習効果が期待できます。そこで、WCIは日本独自の新しい体験型の教育・学習プログラムを提供することとしました。